全国から、韓国から、台湾から…「歩いて繋がる地域とアジアの未来づくり」国内外からのべ2600人、4年ぶりフルスペック開催のSUN-IN未来ウオーク

 心配されていた台風が去り、さわやかな初夏の青空が広がった6月3日(土)4日(日)、新型コロナの規制が緩和されて4年ぶりにフルスペック開催となった「第22回SUN—IN未来ウオーク」(認定NPO未来法人主催、日本ウオーキング協会、新日本海新聞社など共催)は、韓国や台湾など海外から参加した約100人を含む参加者・地元ボランティア合わせて約2600人が、緑のまぶしい県中部の9コースを歩きながら交流と友情を深めました。

コロナ禍の規制が緩和され、韓国、台湾から約100人の参加者を迎えた

 主会場の倉吉パークスクエア(倉吉市駄経寺町)では各コースのスタート前に出発式が開かれ、日本ウオーキング協会の畑浩康会長、大韓ウオーキング連盟の李康玉(イ・ガンオク)会長や台湾の周聖心(チヨウ・ションシン)千里歩道協会執行長のほか、中部5市町の首長らが「地元の美しい風景や歴史、文化を楽しんで下さい」と参加者を激励、また五輪金メダリストの長野市の荻原健司市長が「過去に何度も参加した未来ウオークは、鳥取の人たちの心優しいもてなしが印象的」とビデオメッセージを寄せました。

出発する参加者をボランティ・スタッフがハイタッチしながら見送る

 今年のテーマは「歩いて繋がる地域とアジアの未来づくり。さー行こう!」。大会前日の2日(金)には、第20回記念大会で開催が企画されながらコロナ禍で延期となっていたアジアのウオーキング団体の国際交流イベント「アジア・ウオーキング・フォーラムin鳥取」が実現。同フォーラムに参加した韓国、台湾のウオーカーら約100人が国際交流を深めながら、日本の伝統的な町並みが残る倉吉市内のコースや中国庭園「燕趙園」のある東郷湖畔、線路跡の竹林が美しい関金町の旧国鉄倉吉線跡コースなどを興味深そうに歩いて楽しんでいました。

地元出身の女性デュオ「ペペ」の歌に合わせて出発前に柔軟体操

 長丁場の「八橋往来・名探偵コナン33㌔コース」(3日)、「日本一美しい国鉄廃線跡35㌔コース」(4日)には東京、名古屋、大阪などの大都市圏、九州からも、多くの全国のウオーカーが挑戦。ボランティアや沿道の人たちの声援を受けながら次々ゴールし、完歩証を手に「沿道の自然や景観、中高校生を含む地元ボランティアのもてなしがすばらしい」「コロナ禍を乗り越えたと実感できるイベントでした」「大会を準備したスタッフに感謝。歩く喜びを味わえました」と口々に感動を語っていました。

「歩く喜びをありがとう」。今年もたくさんの笑顔に出会いました

倉吉の伝統的な町並みを楽しみながら歩く参加者(最古の商家・倉吉淀屋)

 海外を含む参加者と地元のボランティア合わせてのべ2600人が集い、第22回SUN-IN未来ウオークは無事終了することができました。開催にあたり大会にご支援、ご協力いただきました地元自治体、協賛の企業・団体、沿道の住民やボランティア・スタッフの皆様に深く感謝申し上げます。また来年、笑顔でお会いしましょう!       認定NPO法人未来 理事長・SUN-IN未来ウオーク 副大会長    岸田 寛昭

※大会の詳しい模様については「カメラスケッチ編」でお伝えします。お楽しみに。