粉雪が舞う中、元気よく6.2㌔完歩 温かいもてなしに笑顔「愛らぶ東郷池ノルディックウォーク」

 寒波の到来で朝から冷え込んだ2日、ウオーキング・シーズンに先駆けて「愛らぶ東郷池ノルディックウォーク」(鳥取県、湯梨浜町主催、認定NPO法人未来運営)が同町引地の中国庭園「燕趙園」をスタートする約6.2㌔のコースで行われました。あいにく時折雪の降るコンディションでしたが、90人余りの参加者はうっすら雪化粧した東郷池を眺めながら元気よくゴールを目指しました。

初めてのノルディックウォークに、スタッフから歩き方を教わる参加者
中国庭園「燕趙園」にちなんで銅鑼の合図でスタート!

 ノルディックウォークは、距離スキーの選手のような2本のノルディックポールを両手に握り、よりスムーズで体全体を使った歩行や活発な運動量が得られるウオーキング。湯梨浜町は東郷池の周遊コース12㌔が2013年、ノルディックウォークの全国公認第1号に選ばれています。出発式では宮脇正道町長が「天女の羽衣伝説もある東郷池周辺はわが町の宝。年間を通じて多くの大会が開かれています」と歓迎の挨拶を述べました。

出発式から降り始めた雪で、あたりはあっという間に真っ白
傘を差して歩き始める参加者も

 雪が降りしきる中、ラジオ体操で身体をほぐした参加者らは、宮脇町長が鳴らす銅鑼を合図にスタート。途中、観光案内所でお菓子のサービスを受けたり、漁業協同組合前では水槽に入ったシジミやテナガエビ、ギンフナ、スジエビなど東郷池に棲む水棲生物の生態についてガイドから説明を受けるなど、地元の人たちとのふれあいも楽しみました。

うっすら雪化粧した東郷池周辺を歩く
町の観光案内所前でお菓子のサービス、エネルギーをチャージ
東郷池のシジミや珍しい水棲生物の説明を受ける

 ゴールは「はわい夢広場」。寒さの中歩いてきた参加者は、松崎地区の女性らでつくる「鬼嫁の里プロジェクト」のメンバーから温かい豚汁やおにぎりのサービスを受けて、ほっとひと息。アンケートに答えた後、東郷池特産の冷凍大粒シジミや東郷温泉・養生館の入浴券、燕趙園入場券、ウオーキング・リゾート「カフェ・イッポ」の割引券、同町のマスコットキャラクター「ゆりりん」の記念シールなど盛りだくさんの特産品や記念品を手に、笑顔で帰路に着きました。

「鬼嫁」による温かいサービスに思わず笑顔の参加者ら