大相撲名古屋場所伯桜鵬関、新入幕で「敢闘・技能賞ダブル受賞」初Vの豊昇龍にあと一歩地元パブリックビューイング盛り上がる

大相撲名古屋場所で新入幕を果たし、23日に千秋楽を迎えた落合改め伯桜鵬関(西前頭17枚目)=倉吉市出身、宮城野部屋=は、初優勝した豊昇龍との取り組みに破れ、「109年ぶりの新入幕優勝」こそ逃したものの、11勝4敗で敢闘賞と技能賞をダブル初受賞する快挙を果たしました。出身地の倉吉市では、落合関倉吉後援会(会長・広田一恭倉吉市長)主催によるパブリックビューイングが同市明治町の「打吹回廊」で開かれ、豊昇龍戦で土がついた時は大きなため息がもれましたが、初土俵から4場所目、「史上最速」となる受賞に惜しみない拍手が贈られていました。

伯桜鵬関の戦いに大声援を送る倉吉後援会のメンバーら(撮影・倉吉観光MICE協会)

 名古屋場所での伯桜鵬関は、大関経験者の高安、小結の阿炎ら大物力士を次々倒す新入幕力士と思えない戦いぶり。「打吹回廊」でのパブリックビューイングにはこの日、後援会の名誉会長に就任した平井伸治鳥取県知事も駆けつけ、優勝決定戦への出場がかかった豊昇龍との大一番では会場が一体となって大声援を送ったものの、善戦及ばす惜しくも敗れました。

伯桜鵬関のタオルを掲げて応援する親子(撮影・倉吉観光MICE協会)

 しかし新入幕でのダブル受賞は、かつて伯桜鵬関が励まされ、世話になった鳥取城北高校時代の先輩で、今春惜しまれながら引退した元関脇・逸ノ城の2014年秋場所以来。どこか因縁めいた快挙に「令和の怪物」としての片りんを見せつけました。

 地元紙の日本海新聞でも、名古屋場所での活躍をはじめ、このほど後援会事務局のある認定NPO法人未来「クラカフェ」に登場した伯桜鵬関の等身大パネルの人気など、連日、地元での〝伯桜鵬関フィーバー〟を伝えています。

 引き続き、落合関倉吉後援会では、伯桜鵬関に化粧まわしを贈るための寄付金を広く募集しています。寄付は「1口5000円」から。寄付の方法には、▽取扱所(認定NPO法人未来=同後援会事務局、倉吉商工会議所、倉吉幼稚園等)に置いてある申込書に記入の上、現金を添えて申し込む▽チラシに記載されている金融機関の指定口座に振り込む▽NPO未来の運営するウェブ通販サイト「鳥取みらいマルシェ」で決済する―の3つがあります。

 問い合わせは認定NPO法人未来内、落合関倉吉後援会事務局(倉吉市東仲町2571、電話0858-24-5725、e-mail;civic@npo-mirai.net)。