アートに触れるひととき…「塩谷定好写真記念館」館内を通る楽しみ10月7日に「琴浦グルメdeめぐるウオーク」

塩谷定好写真記念館の2階ギャラリー。かつて塩谷が撮影に使っていた照明や機材が並ぶ

 10月7日(土)に東伯郡琴浦町内で開かれる「琴浦グルメdeめぐるウオーク」(認定NPO法人未来主催、琴浦町など協力)は、秋のグルメや味覚を楽しむだけではありません。なんとコース途中に「塩谷定好写真記念館」(同町赤碕)の館内と庭を通過するコースが設定されてあるのです。「芸術の秋」らしく、疲れた足を休めながらアートにふれるひとときを過ごしてみてはどうでしょうか?

 塩谷定好(しおたに・ていこう、1899~1988)は、生涯に渡って山陰の自然や人々の生活を撮り続けた写真家。とくに通称『べス単』と呼ばれるソフトフォーカスの温かみのある作品は一世を風靡し、国内外からの高い評価とともに、今でも多くの人から愛されています。

近所の子供たちもよく塩谷の被写体となった。「夢の翳 塩谷定好の写真1899~1988」(求龍堂)より

ギャラリーに展示されている塩谷愛用の外国製カメラ

商家の内部を改装した1階ギャラリー

 日本海を一望する赤碕の古い町並みに建つ塩谷定好写真記念館は、かつて廻船問屋を営んでいた塩谷の生家。NPO法人「塩谷フォトプロジェクト」によって2014年に開館しました。参加者は、国の登録有形文化財でもある豪壮な商家の正面口から入り、おしゃれなカフェの中を通って見事な日本庭園へ、裏口の門から再び一般道のコースに戻ります。

北前船でにぎわった往時をしのばせる商家と庭

 同じく山陰の風景や人々を題材にした写真家・植田正治が「まるで神様のような存在」と称えた塩谷定好の芸術写真の世界。館内には彼の作品や、当時使っていたカメラなどゆかりの品が数多く展示されています。当日は、彼の孫になる塩谷晋館長や、地元のボランティアスタッフたちが参加者を迎えます。「多くの人に訪ねていただける琴浦ウオークは、うちにとって一大イベント。無料のお茶の接待もしていますので、少し足を止めてギャラリーの方もぜひご覧いただけたら」(塩谷館長)。ギャラリーの入場料300円やカフェのコーヒー代は参加者に配られる食事クーポン券が利用できます。

「琴浦グルメdeめぐるウオーク」の申し込みは、鳥取県特産品ECサイト「鳥取みらいマルシェ」(https://mirai-marche.com/)でのWEB申し込み(クレジットカード決済のみ)か、または窓口(倉吉市東仲町2571、クラカフェ、午前10時~午後4時)へ。受付後に参加登録証が送付されます。定員は300名(先着順、定員になり次第締め切ります)。参加費は大人(大学生以上)1800円(800円分の食事クーポン券とお土産付き)、小・中・高校生500円(400円分の食事クーポン券付き)、小学生未満無料。

 当日申し込みは受け付けておりません。お急ぎください。問い合わせは認定NPO法人未来(電話0858-24-5725、e-mail: civic@npo-mirai.net